2010 Fiscal Year Annual Research Report
WntーPCP経路に関与するグアニンヌクレオチド交換因子の神経管形態形成運動制御
Project/Area Number |
22791043
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
種子島 幸祐 (財)東京都医学総合研究所, 東京都臨床医学総合研究所, 主任研究員 (20507678)
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Keywords | WGEF / 神経管閉鎖障害 / 発生・分化 / 脳・神経 / シグナル伝達 / ノックアウトマウス / ES細胞 / 相同組み替え |
Research Abstract |
本年度はWGEF遺伝子のコンディショナルノックアウトマウスを作出するため、相同組み替えを起こしたWGEF(flox-neo/+)ES細胞(C57BL/6純系由来)をマウス胚盤胞に顕微注入し、キメラマウスを作製した。比較的キメラ率の高いキメラマウスが2頭誕生し、それぞれをC57BL/6マウスと掛け合わせることにより、キメラマウスの子を得た。ES細胞由来のマウスはコートカラーがC57BL/6由来となる黒となるため、これらの子マウスのうち、黒いコートカラーを持つマウスからゲノムDNAを抽出し、neomycin耐性遺伝子カセット内のプライマーまたは、neomycin耐性遺伝子カセットとWGEF遺伝子のプライマーの両方でゲノムPCRを行い、WGEF;flox-neoアリルを検出した。PCR条件は、キメラマウスから抽出したゲノムDNAを用いて、WGEF ; flox-neoアリルを検出するPCRを行い、特異性の高いPCR条件を設定した。2頭のキメラマウスの子それぞれ約20頭のゲノムを使用してPCRを行ったところ、設定した条件において、WGEF ; flox-neoアリルは検出できなかった。今後はスクリーニングするキメラマウスの子を増やすとともに、キメラマウスの再作成を行い、生殖系列に移行したノックアウトマウスを得る。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] ケモカインCXCL14を介した摂食調節2010
Author(s)
種子島 幸祐, 岡本 士毅, 中山 由紀, 多屋 長治, 設楽 浩志, 石井 里絵, 米川 博通, 箕越 靖彦, 原 孝彦
Organizer
第二十四回モロシヌス研究会
Place of Presentation
ホテルグリーンピア南阿蘇、熊本県南阿蘇
Year and Date
20100917-18