2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791105
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
越前屋 勝 秋田大学, 医学部, 講師 (60420056)
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Keywords | 睡眠 / 覚醒 / 朝型-夜型 / 活動量 / 眠気 / 睡眠の質 / 抑うつ傾向 / 生活の質 |
Research Abstract |
健常被験者に7日間日常的な生活を普段通りに過ごしてもらい、その睡眠覚醒パターンを自記式睡眠日誌に記載してもらうとともに、アクチグラフ(非利き手の手首に装着)及びライフコーダ(腰部に装着)を用いて持続的に活動量を測定した。また、被験者には朝型-夜型(Morningness-Eveningness Questionnaire:MEQ)、日中の眠気(Epworth Sleepiness Scale:ESS)、睡眠の質(Pittsburgh Sleep Quality Index:PSQI)、抑うつ傾向(CES-D)及び生活の質(SF-36)についての各質問紙に回答してもらい、睡眠覚醒パターンとの関係を調査した。睡眠時無呼吸の有無について、終夜経皮的動脈血酸素飽和度測定を一晩実施した。 平成22年度は32名の健常被験者からデータを収集した。男性19名、女性13名、平均年齢21.9±2.3歳であった。MEQは平均47.22±8.52点、ESSは平均9.03±2.79点、PSQIは平均4.97±1.89点、CES-Dは平均10.44±6.51点であった。MEQとPSQIの間に有意な負の相関関係(R=-0.446,p=0.011)を認め、夜型傾向の人は睡眠の質が悪いことが示唆された。CES-DとPSQIの間に有意な正の相関関係(R=0.517,p=0.002)を認め、抑うつ傾向が強いほど睡眠の質が悪いことが示唆された。CES-DとESSの間に有意な正の相関関係(R=0.385、p=0.029)を認め、抑うつ傾向が強いほど日中の眠気が強いことが示唆された。CES-DとMEQの間に有意な負の相関関係(R=-0.454.p=0.009)を認め、夜型傾向の人ほど抑うつ傾向が強いことが示唆された。 今後、さらに被験者数を増やし解析を進めていく。
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Research Products
(3 results)