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2010 Fiscal Year Annual Research Report

抗うつ療法が酸化ストレスマーカーおよび脳由来神経栄養因子に及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 22791117
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

玉置 寿男  山梨大学, 医学部附属病院, 助教 (60345709)

Keywords気分障害 / 痴呆 / 脳・神経 / 酸化ストレス / 神経新生
Research Abstract

平成22年度の研究実施計画では,山梨大学医学部附属病院精神科に入院した患者のうち,入院時に50歳以上で,DSM-IVによる「大うつ病性障害,単一エピソード」,「大うつ病性障害,反復性」,「双極I型障害,最も新しいエピソードがうつ病」,「双極II型障害,うつ病性」のいずれかの診断基準を満たし,本研究に対して本人から文書で同意が得られた症例に対して,抗うつ療法(mECT,TMS,薬物療法)の前後に以下の検査を実施する予定となっていた.
末梢血採血:血清中8-OHdG,血清中8-OHG,血清抗酸化能,血清BDNF濃度,Apolipoprotein E遺伝子型(治療前のみ)
うつ病評価尺度:HRSD,GDS
認知機能テスト:MMSE, CDR, WMS-R, WCST, Verbal Fluency Test
脳画像検査:脳MRI(VSRAD),脳血流SPECT(eZIS)
上記研究実施計画に基づき,平成22年度までに22例を研究対象としてエントリーした.そのうち18例で治療前後の各種検査を施行し終えた.3例で治療前の検査を施行し,今後治療後の検査を行う予定である.なお,エントリーはしたものの脱落した例が1例あった.末梢血採血によって得られた血清については,各種測定キットを用いて,血清中8-OHdG,血清中8-OHG,血清抗酸化能,血清BDNF濃度の測定を進めているところである.今後,集積したデータを統計学的に解析することによって,うつ病と認知症との関連,認知症への進展の予知,進展メカニズムの解明,予防法の解明などにとって有益な知見が得られると期待される.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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