2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791145
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
伊藤 滋朗 日本医科大学, 医学部, 助教 (90515975)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 脳機能画像 / HIV |
Research Abstract |
ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)は初感染から数年を経過して、免疫系に破綻を来たした後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome;AIDS)の原因となるウイルスである。また、HIVが脳疾患をもたらす機序は不明であるが、中枢神経系を標的として、他の日和見感染症とは異なった神経学的症状を伴うことがある。HIV原発性中枢神経障害は、行動・運動・認知などの障害が不可逆的な進行を来たし、HIV脳症(HIV認知症)とも称せられる。通常は、AIDS関連疾患が診断された後のHIV感染末期に発症すること多いが、ときにHIV脳症の症状が他のAIDS指標疾患に先行することもある。本課題は、HIVに関連した疾患研究では本邦での基幹的な医療機関である国立国際医療研究センター病院で行っており、明らかな精神症状及び神経症状が出現していないHIV陽性者と年齢や教育歴をマッチングさせた健常者に対して頭部MRIを施行して、得られた画像から全脳の容積を計測し、HIV感染による大脳における影響を検討している。さらに性格・神経心理検査を施行して、性格傾向と脳の形態や機能の相関・関連についても併せて議論したい。現在の時点では有意なデータ解析に必要な被験者に達していないが、HIV陽性者に関する神経学的な機能画像研究は、これまで本邦ではなく、向後の医学の発展に寄与できるものと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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