2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791152
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
数野 安亜 独立行政法人理化学研究所, 精神疾患動態研究チーム, リサーチアソシエイト (40360523)
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Keywords | 脳神経疾患 / 双極性障害 / バイオマーカー |
Research Abstract |
本年度は主に一卵性双生児不一致例の双極性障害患者および健常被験者由来のリンパ芽球タンパク質を用いて、蛍光標識二次元発現差異電気泳動法(Two Dimensional Fluorescence Differential Gel Electrophoresis : 2D-DIGE)を行った。具体的には以前に作製され凍結保存されていた一卵性双生児不一致例の双極性障害患者および健常被験者由来のリンパ芽球(理化学研究所・脳科学総合研究センターにおける倫理委員会承認のもと、双極性障害患者および健常被験者に口頭および書面にて研究の意義、方法を十分に説明し、同意を得た上で採取した末梢血からリンパ球を分離し、EBVを用いて芽球化した細胞)を起こしなおし、リンパ芽球の培養とタンパク質抽出の検討を行った。その後、2次元電気泳動や質量分析グレードのタンパク質のサンプル調整法を検討した。抽出したタンパク質は疾患の有無で標識をかえてそれぞれのタンパク質を蛍光標識し、2次元電気泳動を行った。疾患の有無により発現が変化しているタンパク質スポット(約400スポット)を検出し、発現の差異が顕著にみられたタンパク質スポットについてのみスポットを回収し、質量分析にて候補タンパク質の同定を行った。これに並行して、順次同定されてきたタンパク質についてNCBI(The National Center for Biotechnology Information)やUniProtKB(The Universal Protein Resource)などのタンパク質のデータベースを用いて、タンパク質の詳細を調べている。また、case-control studyのためのウエスタンブロットの検討も行った。
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Research Products
(2 results)