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2011 Fiscal Year Annual Research Report

生理的食塩水等の既存臨床薬剤を用いたMRリンパ管イメージング法の開発

Research Project

Project/Area Number 22791181
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

小坂 信之  福井大学, 医学部, 助教 (60397247)

Keywords放射線 / トランスレーショナル / MRI / リンパ節 / リンパ管
Research Abstract

本研究では、生理的食塩水等の臨床的に用いられている薬剤を使用し、MRIなど生体イメージングを併用することにより、新しいリンパ管・リンパ節のイメージング法を開発することが目的となる。本年度は、MRI装置の更新に伴い、昨年度購入した小動物用MRIコイルの最適化が再度必要となったため、GE Health Care Japanと高島製作所の技術者とともに、コイルの最適化を再度行った。ファントム等の撮影により、非常に細密なMRI画像の取得が可能となった。その後は主にファントムによるリンパ管描出に適したMRシーケンスの最適化を行っている。
また、昨年度から引き続き、光イメージング法によるリンパ管造影法の開発も並行して検討を行っている。昨年度同様に量子ドットによるリンパ管およびリンパ節の画像化の検討を生体光イメージング装置(Fluorvivo300 INDEC Biosystems社製)を用いて検討を行った。手背だけではなく、足背、下顎、耳などへの薬剤の皮内投与によりマウスのそれぞれの注射部位からのリンパ流が流入する所属リンパ節の描出が可能であることが確認できた。この結果は、次年度のMRIや光イメージング等を用いた小動物での基礎実験につながると考えられた。特に光イメージングは肉眼的に病変の観察が可能であり、術中診断などにおいてMRIで得られる情報と相補的に役に立つ方法だと考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度に用いたMRI装置の機器の入れ替えがあり、再度撮影用コイルや撮影シーケンスの最適化が必要であったため、当初の予定よりやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本年度の結果を踏まえ、次年度では実際の生体でのリンパ管造影の検討を行う予定である。現状ではMRIを用いる予定であるが、光イメージング法の臨床医学における利点も多く、こちらも並行して行う予定である。具体的には光イメージングでは眼科領域で用いる臨床薬剤であるフルオレセインを、MRIでは引き続き生理的食塩水を用いてリンパ管造影の検討を行う予定である。さらに、これらにヒアルロン酸を加えた検討も行う予定である。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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