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2011 Fiscal Year Annual Research Report

薬剤性肺障害ウサギモデルを用いた各種薬剤の治療効果:病理組織とCT画像の対比

Research Project

Project/Area Number 22791185
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

渡邉 尚武  滋賀医科大学, 医学部, 医員 (60570364)

Keywords薬剤性肺傷害 / アシアロエリスロポエチン / ブレオマイシン
Research Abstract

日本白色ウサギ6羽をランダムに2群(各群3羽ずつA,B)に分類。A群をコントロールとして塩酸ブレオマイシン30mgを気管内に投与。B群を治療群として塩酸ブレオマイシン投与後にアシアロエリスロポエチン10001U/kgを3日間投与した。
投与後3日後、7日後に4列マルチスライスCT撮影装置で胸部全体を1mmx4のcollimationで撮影。7日後には撮影後、犠牲死させ肺を胸腔から摘出した。摘出肺において,4μm厚の連続切片を作成しとMMP-2染色を行った。
また血液の採取をCT撮影時の3日、7日目にそれぞれ行った。
撮影したCT画像から3mmスライス毎に浸潤影と肺野全体の面積を肺尖部から肺底部にかけて計測。肺野全体における浸潤影の割合はA群とB群との間には明らかな有意差は認められず、また各々の群の3日目と7日目の間にも有意な変化は認められなかった。
また、CT画像とMMP-L2染色での病理評価を行う予定であったがMMP-2染色が投与後7日では明らかな結果を得ることができず比較評価は不能であった。
採血データからKL-6の測定は今回、測定用キットが入手できず断念。
代わりに当初予定していたCRPの他、WBC、RBC、HGB、HCT、MCV、MCH、MCHC、Pltの測定も行った。これらのうち、WBCではA群は平均62333/μ1、B群は平均21333/μ1という結果となり、コントロール群と比較してアシアロエリスロポエチン投与による治療群ではWBCの値が有意な低下を示した。CRPや他の項目では数値の間にばらつきが多く、いずれも明らかな有意差は示さなかった。

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Published: 2013-06-26  

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