2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791199
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
松隈 美和 山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (70467801)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 喀血 / dual energy CT |
Research Abstract |
喀血症例に対し肺潅流CT (dual energy CT: DECT)を用いた肺潅流像と肺血流シンチを撮影し、画像比較を随時行った。肺潅流CTから得られた肺潅流像は、アメリカ国立衛生研究所で開発されたImage Jを用いて、肺潅流像の分布(histogram)を作成し、肺血流SPECT像やプラナー像などと比較した。肺潅流CTでは、潅流の低下域と非低下域の分布域の吸収値の平均値や標準偏差(noise)を計算することで、局所のsignal-to-noise ratio (SNR)や縦隔の対象領域と比較することでcontrst-to-nise ratio(CNR)が得られ、喀血例における肺潅流不均衡の病態を数値化し評価した。 喀血例に対して、侵襲的な肺動脈造影や治療となる気管支動脈・肋間動脈・鎖骨下動脈分枝(内胸・外胸・側胸動脈造影)などを行い、関与血管を同定し、体循環―肺循環短絡を観察することで、肺潅流CTの潅流異常域と過潅流域が一致するか検討した。 肺血流シンチも比較し、dynamicな肺動脈造影とstaticな肺血流シンチと比較し、整合性や欠損域及び肺潅流像との関係を比較することで、喀血部位を特定するとともに、今までは間接的所見(CTにて拡張した気管支動脈の同定など)としか認められなかった体循環-肺循環短絡を直接的に画像化する試みを行った。 上記で数値化した値を、SPSSで解析を試みたが、症例数の蓄積が得られず有意な結果を得ることができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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