2010 Fiscal Year Annual Research Report
難治性頭頸部癌に対する少分割放射線治療の至適線量分割法の確立
Project/Area Number |
22791220
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
川瀬 貴嗣 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (80306795)
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Keywords | 頭頸部癌 / 少分割照射 |
Research Abstract |
頭頸部癌に対し少分割照射を処方する際には、腫瘍制御確率を通常の処方と同等あるいはそれ以上に向上させつつ、正常組織障害発生確率を通常の処方と同等あるいはそれ以下に低減させねばならない。それらの算出の前提として、放射線治療計画システム内において標的体積や様々のリスク臓器の輪郭設定が精確になされ、線量容量ヒストグラムによるパラメータを設定する必要がある。商用治療計画システムは臨床における放射線治療処方を目的としており、研究上の解析には限界があるため、データをワークステーションに転送し、数値解析テクニカルコンピューティング言語に親和性の高いデータ様式に変換し、さらにそれを同ソフトウェア上で解析することが求められる。今年度は、商用治療計画システム上の患者断層画像データ・放射線治療処方線量分布データを後の解析に容易な形式に転換し、ワークステーションに転送する一連の手法の確立を試みた。治療計画システムから放射線治療腫瘍学グループ形式の出力を行い、ユニックス端末からDOS/V互換機に同データを同等な形式を保持しつつ転送する接続を試みた。このワークステーション上で、数値解析テクニカルコンピューティング言語Matlabにより同データを展開した。さらに、同言語上で機能する、海外研究機関より提供されているデータ解析ソフトウェアを導入し、商用治療計画システムに比べ可塑性の高い様式でデータを解析できることを確認した。
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Research Products
(1 results)