2012 Fiscal Year Annual Research Report
iPS細胞から機能性肝細胞への分化誘導法の確立;細胞移植治療を目指して
Project/Area Number |
22791275
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石井 隆道 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70456789)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肝臓外科学 / iPS細胞 / 細胞移植治療 / 肝幹細胞 |
Research Abstract |
(1)初期内胚葉マーカーに対するレポーターベクターの作成とレポーターベクター遺伝子導入ヒトiPS細胞の作成 ヒトalpha-fetoprotein enhancer/promoter領域をハイブリッドプロモーターとしてEGFPを発現するプラスミドベクターを完成させた.これをヒト肝細胞癌株へ遺伝子導入することによって,AFP産生細胞がEGFP蛍光を発することを確認できている.このAFP-EGFPプラスミドベクターをヒトiPS細胞へとリポフェクション法を用いて遺伝子導入を行っている.遺伝子導入効率が低く安定導入株をいまだ得ることはできていないが,今後も実験を継続していく予定である.(2)マウス胎仔肝由来間葉系細胞株MLSgt20細胞の培養およびヒトiPS細胞との共培養 我々は以前にマウス胎仔肝由来間葉系細胞であるMLSgt20細胞を樹立し,これがマウスおよびヒトES細胞を機能性肝細胞へと分化成熟化させる事を報告して来た.この細胞培養技術をヒトiPS細胞へも応用することを目的としてMLSgt20細胞の培養を開始した.また、間葉系幹細胞との共培養を行ったが機能性肝細胞の分化には至るも成熟化には至らなかった. (3)ヒト間葉系幹細胞から内胚葉細胞へと分化誘導する実験 ヒトiPS細胞だけではなくヒト間葉系幹細胞から内胚葉分化を試みる実験を並行して行っている.既に細胞外基質ならびに増殖因子の添加によりRT-PCRと免疫染色にて内胚葉分化に成功している事を確認できた.この内胚葉分化細胞を肝障害を加えた免疫不全ラットへ移植したところ,ごく少数ながらラット肝臓内にヒトアルブミンを産生する肝細胞様細胞を認めた.また、一部のラットにおいて、血清中にヒトアルブミンを検出することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)