• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

新規RhoファミリーG蛋白質活性化因子DOCK4を介した大腸癌進展機構の解析

Research Project

Project/Area Number 22791276
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

河田 健二  京都大学, 医学研究科, 助教 (90322651)

Keywords癌 / 転移 / 浸潤
Research Abstract

受容体型チロシンキナーゼ・シグナルにおけるDOCK4-Grb2複合体の役割を検討するためヒト大腸癌細胞株HCT116にDOCK4を強制発現させた細胞株とDOCK4の発現をshRNAで抑制した細胞株をレンチウイルスを使って樹立する事に成功した。大腸癌悪性化に重要な役割を担っているEGFシグナルについての検討では、DOCK4-Grb2複合体がEGF受容体とcomplexを形成し、EGF刺激による細胞運動において必須の役割を担っていることが今までに明らかとなった。さらにEGF受容体のエンドサイトーシスにも関与しているのか、現在検討を進めるとともに、増殖能、足場非依存性増殖、マウスモデルでの増殖・転移能についても検討を進めている。
また大腸癌のおけるEGFRシグナルの下流にある遺伝子変異(KRAS変異及びBRAF変異)とDOCK4がどのように関わるのか、2つのヒト大腸癌細胞株(HCT116細胞株、DLD1細胞株)においてKRAS変異をwild alleleに相同的遺伝子組み換えによって樹立した細胞株をつかって検討している。現在までにKRAS変異ではKRAS wild-typeと異なりDOCK4-Grb2複合体の機能がより癌悪性化過程において修飾されることを明らかにした。さらにその分子機序についての検討を現在進めている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 大腸腫瘍性・非腫瘍性疾患(癌、憩室、異形成)における出血2010

    • Author(s)
      河田健二、坂井義治
    • Journal Title

      外科

      Volume: 72 Pages: 1054-1057

  • [Presentation] 細胞遊走はPDGF受容体のエンドサイトーシスにより制御される2010

    • Author(s)
      河田健二
    • Organizer
      日本癌学会
    • Place of Presentation
      大阪
    • Year and Date
      2010-09-22

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi