2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791544
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
平尾 薫丸 慶應義塾大学, 医学部, その他 (80327593)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 子宮体癌 / 免疫応答 / 免疫逃避 |
Research Abstract |
我々は、子宮体がんの免疫療法に応用する目的で標的分子のスクリーニングをSEREX法で行った。SEREX法では、子宮体癌ファージライブラリーを新鮮子宮体癌を移植した免疫不全マウスの血清でスクリーニングした。この結果15種の候補遺伝子を得、このうち各種データベースから癌の悪性化に関与する候補遺伝子としてMYEOVを同定した。同定されたファージを用いたプラークアッセイ法による血清中の抗体検出を試みたところ、子宮体癌患者では20例中8例(40%)であり健常人24例中3例(12.5%)に比較して高頻度に検出された。 45例の子宮体癌患者組織でMYEOVの遺伝子発現量を定量的PCR法で検討し、無病生存期間および臨床病理学的因子との関連を検討した。MYEOV高発現群では低発現群に比べて有意に無病生存期間が短く、発現の高さと筋層浸潤の深さが相関していた。多変量解析では子宮外進展が最も有意な予後因子であったものの、MYEOVの発現状態が子宮外病変を認めない中間リスクの子宮体癌における術後再発リスクの推定に有用である可能性が示唆された。 MYEOVの子宮体癌細胞での機能を検討するため、siRNAによるMYEOVの発現抑制を行ったところ、有意な運動能・浸潤能の低下を認めたが増殖能に変化はなかった. 子宮体癌でのMYEOVの発現が浸潤関連分子に与える影響を検討するため、子宮体癌細胞株SNG2でMYEOVを発現抑制し、gene-chip解析によって発現が変化する分子を探索した。その結果、2倍以上に発現が増強したものはTGFBR1, PDCD4, ARRDC3, DSC2であり、1/2以下に抑制されたものはMT-2A, CDKN3, SRI, BIRC5, SERPINE1, HBEGFであった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)