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2012 Fiscal Year Annual Research Report

骨髄細胞を用いた嗅覚神経細胞の再生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22791603
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

吉延 潤子  岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (80448224)

Project Period (FY) 2010-10-20 – 2013-03-31
Keywords再生医学 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 脳・神経
Research Abstract

本年度の研究では、薬剤等を用いた嗅覚組織における神経細胞の産生促進に関する検討、及び骨髄細胞の神経細胞への分化誘導について検討した。
野生型マウスにX線(10Gy)を照射し、GFPマウス由来骨髄細胞の移植及びメチマゾール投与を施した嗅覚障害モデルマウスを作製した。続いて、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(VPA)投与群、VPA+サイトカイン(G-CSF+SCF)投与群、VPA・サイトカイン未投与群に分け、各薬剤を投与した。サイトカイン投与から2カ月後にマウス頭部組織を採取し、組織学的観察を行った。
組織学的観察では、分化誘導関連因子の抗体を用いた免疫組織化学的染色を行い、HMGA1,Histone H4(acetylated)について結果が得られた。染色結果では、嗅球組織においてVPAを投与している群にHMGA1が強く発現しており、さらにHistone H4(acetylated)の陽性細胞が多く観察された。また、各群での嗅覚組織において蛍光二重免疫染色(GFP+TBX21, GFP+Iba1)を行った。染色結果では、嗅球組織において何れの群についてもGFP陽性細胞の殆どはIba1陽性細胞であった。
以上の結果から、嗅球組織再生時においてVPA投与は転写活性化を促し、神経細胞産生能力を回復させる可能性を有することが示唆された。一方、VPA投与は骨髄細胞の神経細胞への分化誘導には直接的作用を有していないことが示唆され、さらなる検討が必要であると考えられた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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