2010 Fiscal Year Annual Research Report
PC3遺伝子改変マウスを用いた蝸牛ラセン神経節細胞の発生・分化メカニズムの解析
Project/Area Number |
22791610
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
山田 卓生 熊本大学, 医学部附属病院, 医員 (90573593)
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Keywords | ラセン神経節 / 分化 |
Research Abstract |
・Pc3-GFP knock-inマウス切片におけるGFPの局在と評価 Heterozygous PC3-GFP knock-inマウスとHomozygous PC3-GFPマウスはProfessor Huttner(ドイツ)よりOCTコンパウンドに包埋した状態で供与を受けた。Homozygousマウス、Heterozygousマウス、野生型マウスについて胎生(E)E12.5日、El3.5日、E14.5日、El8.5日、生後(P)P4日のマウス頭部の凍結切片を作成した。細胞増殖のマーカーとしてKi67抗体を用い、また核のマーカーとしてHoechst染色を行い、蛍光顕微鏡下(現有)にてGFPの蝸牛内の局在を検討した。また、ラセン神経節細胞のマーカーとしてβIII-tubulin (TuJ1)抗体を用い、ラセン神経節細胞の数を10切片毎にカウントして3群のラセン神経節細胞の数を比較した。 ・PC3-GFP knock-in mouseの凍結胚の保存。 Professor HuttnerよりPC3-GFP knock-inマウスの凍結胚を入手し、熊本大学生命資源研究・支援センターに保存を委託した。上記研究の進行状況を考慮してPC3-GFP knock-inマウスの融解とマウス個体の供給を同センターに委託する予定である。 以上の研究のデータと取りまとめてPC3のラセン神経節の分化の際の役割について検討を行う予定である。
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