2011 Fiscal Year Annual Research Report
新生児壊死性腸炎に対する神経ペプチド投与による新たな治療法の開発
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22791712
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
坂井 宏平 京都府立医科大学, 医学部付属病院, 専攻医 (30515292)
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Keywords | 壊死性腸炎 / モデルラット / 神経ペプチド / ボンベシン / サイトカイン |
Research Abstract |
壊死性腸炎(necrotizing enterocolitis:NEC)は、腸管機能の未熟な低出生体重児に多く発症し、腸管粘膜の虚血性壊死を主病変とし、時に致死的な経過をたどる疾患である。本症発症後に腸管粘膜が脱落し、炎症細胞浸潤や、病原性菌の増殖を示す事は知られているが、損傷をうけた腸管粘膜に対する特異的な治療法がないのが現状である。これに対して腸管機能維持作用を持つ神経ペプチドであるボンベシンの投与による予防及び治療効果を判定することで、その臨床応用への可能性を追求する。 平成23年度に行った研究は、 1.Sprague-Dawleyラット胎児に対し、高濃度の食事、低酸素、LPSの経口投与をそれぞれ行うこととした。 2.投与群、非投与群を犠牲死させ全腸管の肉眼的携帯評価、及び小腸粘膜の組織学的評価を行った。 3.餓死腸管を発症するラットを安定して作成できるように精練を続けている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
胎仔の管理がデリケートであり、モデルラットの安定した作成が困難であるため。また、研究者のエフォートが当初の予想よりも少なくなってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の重要な部分は、NECになるような負荷を胎仔に与えつつ生存させるとことであり、より緻密な管理を要求される。研究者のエフォートをあげることと、飼育の厳格化を追求していく方針である。
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Research Products
(3 results)