2013 Fiscal Year Annual Research Report
インターフェロンγ誘導性遺伝子の低酸素による発現抑制機構の解析
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22791797
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
廣井 美紀 明海大学, 歯学部, 助教 (30419717)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | シグナル伝達 / 低酸素 / インターフェロン / ケモカイン / 遺伝子制御 |
Research Abstract |
IFNγにより誘導されるケモカインMig/CXCL9およびIP-10/CXCL10は、CD8+ T細胞やNK細胞を腫瘍局所へ動員し、癌の増殖・浸潤を抑制していることが報告されている。一方、腫瘍局所では腫瘍の増殖に見合った血管新生が伴わないため、腫瘍内部は低酸素状態であることが報告されている。これまでに我々は腫瘍局所で見られる低酸素環境が、癌細胞におけるIFNγ誘導性遺伝子発現を抑制すること、さらにこの発現抑制はコアクチベーターCBP, SRC-1 やRNAポリメラーゼIIを含むプロモータ―上での複合体形成の阻害により起こるという知見を得た。またこれまでの結果から、この低酸素によるCXCL9およびCXCL10の発現抑制に、ヒストンのアセチル化修飾、低酸素により誘導される転写因子HIF-1(Hypoxia inducible factor-1)およびHIF-2が関与していない可能性が考えられた。これまで低酸素によるCXCL9およびCXCL10の発現抑制に関与する因子として、転写因子STAT1、 HIF-1およびHIF-2、またエピジェネティクスの関与について検討を行ってきたが、これら因子の関与が否定されたため、転写開始複合体の形成に関与するメディエーター複合体 (Mediator complex) の関与について検討を行なった。メディエーター複合体の構成因子の発現が低酸素により抑制されるか否かをリアルタイムPCR法による遺伝子発現、およびウェスタンブロット法によるタンパク質レベルで検討したところ、検討したメディエーター複合体の構成因子の発現に抑制は認められなかった。現在、IFNγによりSTAT1のリン酸化に関与することが報告されているメディエーター複合体の構成因子の一つであるCDK8の活性およびその関与について検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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