2010 Fiscal Year Annual Research Report
活性酸素種誘導性の破骨細胞活性化シグナルへのASK1関与の検討
Project/Area Number |
22791805
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
近藤 久貴 愛知学院大学, 歯学部, 助教 (40469002)
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Keywords | ストレス / シグナル伝達 |
Research Abstract |
活性酸素種による破骨細胞分化にApoptosis signal regulation kinase 1(ASK1)が関与するか否か検討することを目的とし以下の実験を行った。野生型マウスおよびASK1欠損マウスの骨髄細胞を6cm dishに捲き、12時間後に浮遊しているものを造血系幹細胞として破骨細胞形成実験に用いた。破骨細胞前駆細胞をmacrophage colony stimulating factor存在下で12wellのプレートに野生型およびASK1欠損マウス由来の骨髄細胞を1.0x10^6cells/cm^2で撒き過酸化水素(0μM~100μM)、イソプレナリン(0μM~100μM)を加え4日間培養を行い、破骨細胞数の計測を行った。結果はASK1と野生型との間に有意な変化が確認された。また、過酸化水素(0μM~100μM)、イソプレナリン(0μM~100μM)によりASK1が活性化型になることがWestern blotにより確認された。以上の結果から活性酸素種やイソプレナリンによる破骨細胞誘導にASK1が関与することが示された。次に、野生型マウスおよびASK1欠損マウスにイソプレナリンを投与し骨量を減少させる実験を行ったところやはり野生型と比較しASK1欠損マウスにて明らかな変化が観察された、これについては現在解析を行っており次年度報告する予定である。
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Research Products
(4 results)