2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791829
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
有吉 芽生 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (20516299)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | ジルコニア / 切削器具 / 切削効率 / バー |
Research Abstract |
ジルコニアは、優れた審美性や生体親和性、機械的性質を有することからオールセラミック修復のコーピング材料として広く用いられてきた。しかし、その高い物性ゆえに切削しにくく、技工操作における微調整や臨床におけるジルコニアフレームの除去は大変困難であり、切削効率の向上が求められている。 そのため申請者はこれまでジルコニア切削に適しているとされながら、これまで客観的評価の無かった歯科用および技工用バーについてその切削効率と耐久性を解析し、ジルコニア切削に最も適する粒子や形状について検討した上、新規バーの開発に取り組んだ。本研究では第一段階として歯科用ダイヤモンドポイント及び回転切削器具の違いがジルコニアの切削効率に及ぼす影響について評価した。被削材にイットリア部分安定化ジルコニア(セルコン、デンツプライ)を使用し、歯科用ダイヤモンドポイント2種;;RD-31(MD、メリーダイヤ)とスムースカットK2(GC、ジーシー)を2種の回転切削器具;エアータービンハンドピース(AT);Ti-Max X600, NSK、380,000rpmと5倍速マイクロモーターハンドピース(MM);Ti-Max X95L(NSK、200,000rpm)に装着した場合、切削にどのような違いが生じるかについて実験したところ、切削効率、耐久性ともに回転切削器具の周速度やバーの砥粒のサイズ、電着方法の違いなどが影響していることが示唆された。 この結果から、被削材にイットリア部分安定化ジルコニアだけでなく比較対象としてポーセレン(GNセラム)を加え、ダイヤモンドポイントに関しては三種類のメッシュを使用し電着することでダイヤモンド粒子の粗さが異なるテスト用ダイヤモンドバーを試作して実験を行った。これによりジルコニア切削にさらに適したダイヤモンド粒子のサイズを検証することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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