2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22791874
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
甲斐 朝子 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (50515723)
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Keywords | 食物とりこみ / 体幹 / 下顎運動 / 筋活動 |
Research Abstract |
今までの研究において,下顎運動は6自由度顎運動測定装置TRIMETにて測定し,体幹の運動は光学式3次元モーションキャプチャーProReflexにて測定し,両者が3次元的に同時記録の可能なシステムが構築された.しかし,これらに同期する筋電図を記録するシステムがなかったため,トリガーパルスを入力することで3者が同時記録できるようになった. 現在,被験者1名での予備実験の段階であるものの,23年度に複数人の被験者で測定・記録を始められるところまで完了した. 記録された結果から (1)食物とりこみ(捕食)時の下顎運動に協調して,頭部だけでなく頸部・胸部・腰部にも協調した運動が存在するかを調べ,開口時の体幹の動態を明らかにする.また,その運動を司る筋活動の有無を確認する. (2)食物とりこみ運動に負荷を加えたときの運動と筋活動の変化を評価し,発生の機序と意義を明らかにする. 以上を目標としている.
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