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2011 Fiscal Year Annual Research Report

ジルコニアインプラントの軟組織における生体適合性評価と効果的除染法の確立

Research Project

Project/Area Number 22791896
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

武内 博信  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70452951)

Keywordsジルコニア / インプラント / 軟組織 / 除染法
Research Abstract

ジルコニアは審美性と機械的強度からインプラント治療において注目され、アバットメントをはじめ、フィクスチャーもすでに臨床応用されつつある。一方でインプラント治療の偶発症であるインプラント周囲炎は、治療の適応拡大に伴い増加することが懸念される。インプラント周囲炎予防の観点から、マージン部の細菌付着と除染は非常に重要である。そこで本研究は、新規インプラント材料であるジルコニアにおける細菌の付着に焦点を当て、ジルコニアアバットメントを想定した効果的除染法を解明することを目的とした。本年度の研究では、イットリウム添加部分安定化型ジルコニア(Y-TZP)と純チタンを鏡面研磨した試料板を用いた。各試料板にAggregatibacter actionmycetemcomitans(Aa)を播種し24時間後、未洗浄、生理食塩水、クロルヘキシジン、電解中性水およびプラスティック超音波スケーラーにて除染を行った。各群の生菌数を測定した結果、未洗浄よりも生理食塩水は有意に生菌数が少なく、クロルヘキシジン、電解中性水およびプラスティック超音波スケーラーは生理食塩水よりも有意に生菌数が少なかった。ジルコニアと純チタンの試料間での明確な差はなかった。走査型顕微鏡(SEM)による菌の付着状態の観察では、各洗浄群ともに生菌数に準じた菌の付着量が観察された。これらの結果から、クロルヘキシジン、電解中性水およびプラスティック超音波スケーラーは、インプラント歯肉溝の除染に有効であることが示唆された。しかしこれらの洗浄群における試料表面に対する性状の変化については今後検討が必要である。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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