2011 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪由来幹細胞組み込み型フィブリンゲルによる骨再生法の開発
Project/Area Number |
22791930
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田島 暢崇 長崎大学, 大学病院, 助教 (00447492)
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Keywords | 脂肪由来幹細胞 / 骨再生 |
Research Abstract |
脂肪組織には高い増殖能と骨、軟骨等の複数の系統へ分化能を有するadipose derived stem cells (ADSCs)が含まれており、今回このADSCsとfibrin gelを用いた骨再生法の開発を目的として実験を行った。 採取した脂肪組織は細切れした後に0.1%コラゲナーゼ処理を行い、100μメッシュフィルターを用いて余分な脂肪組織を除去することでADSCsを抽出することに成功した。 次に、採取したADSCsの骨系への分化能をin vitroで検討することとした。 α-MEM培地で培養したものをcontrolとして、培地に1.100μM ascorbicacid, 10-8M Dexamethazone, 10mM-Glycerophosphateを添加した培地で培養したものをOS群、2.1.の条件にさらに300ng/ml BMP-2を添加した培地で培養したものをBMP-OS群,3.α-MEMに300ng/ml BMP-2のみを添加した培地で培養したものをBMP群として各々比較を行った。 培養2週の時点でアルカリフォスファターゼ活性はBMP-OS群>BMP群>OS群>controlであった。 一方で細胞増殖能は、各群間で有意差を認めなかった。 Inviyoでの移植実験ではBMP-OS群で最も旺盛な骨形成を認め、B柵群ではBMP-OS群より劣るものの骨形成を認めた。 しかしOS群とcontrolでは骨形成は認めうれず、ADSCsの骨芽細胞系への分化にはBMP-2の添加が有用であると考えられたご
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Research Products
(1 results)