2012 Fiscal Year Annual Research Report
唾液腺癌における抗癌薬耐性機構の解明と転写因子を利用した克服法の開発
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22791991
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小野田 慈美 九州大学, 大学病院, 特別研究員 (90464403)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 口腔癌 / 分子標的治療 / YB-1 |
Research Abstract |
本研究代表者はこれまで抗癌剤耐性に関与するとして知られるYB-1の機能について検討してきた。本研究では、唾液腺癌の抗癌剤耐性におけるYB-1の機能解析および分子標的治療を目的とし、唾液腺癌、特に腺様嚢胞癌が他の口腔癌と比較して抗癌剤抵抗性を示す機序を解明する為に、唾液癌細胞内でYB-1と相互作用する蛋白を同定し相互作用について検討した。 1、唾液腺癌組織及び唾液腺癌培養細胞におけYB-1発現の検索 初年度より継続して、唾液腺癌組織におけるYB-1の発現を手術組織を材料とした免疫組織学的染色、In situ hybridizationによって検索した。症例によってYB-1が核内に高発現している症例、細胞質のみに局在する症例があった。これらの発現量および局在(核移行の有無)と予後、転移の有無など臨床的および病理組織学的所見との相関をデーター化、分析しており、学会発表予定である。 2、Two-Hybridスクリーニング、DNAマイクロアレイハイブリダイゼーションを行った結果、YB-1と相互作用している可能性がある2種の蛋白を同定した。更にGST pull down法、In situ hybridizationによって検索した結果、核/細胞質間をシャトルする機能を持つNPM とYB-1との相互作用していることが明らかになった。 抗癌剤存在下で腺様嚢胞癌細胞を培養し、耐性を示す細胞内での発現および局在をウェスタンブロット法、蛍光抗体法で確認したところ、耐性を示す細胞では共に核に局在していた。 3、shRNAを用いた遺伝子ノックダウン法により上記同定因子のノックダウンをおこなう目的でshRNAを作成し、腺様嚢胞癌細胞株に導入した。この蛋白の存在下・非存在下でのYB-1の腺様嚢胞癌細胞株内での発現量、局在をウェスタンブロット法・蛍光抗体法にて検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)