2010 Fiscal Year Annual Research Report
JAK/STATの制御因子SOCSを標的とした口腔粘膜疾患の治療戦略
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22791995
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉賀 大午 九州大学, 大学病院, 医員 (10507784)
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Keywords | 粘膜疾患 / SOCS / STAT / IL-23 / 白板症 / 炎症 / 自然免疫 / TLR |
Research Abstract |
本研究では自然免疫の破綻によって惹起されると想定される口腔粘膜疾患の治療を行うための研究を、TLRを介した自然免疫の破綻と炎症性サイトカインによるSTATの活性化へのSOCS3の関与について機能解析を免疫学的・分子生物学的レベルで行っている。本申請では特に、Th17、Tregとサイトカインによる口腔粘膜疾患(白板症、扁平苔癬)の制御機構、病態形成のメカニズムを解明することを目的とした。白板症から口腔癌、扁平苔癬、各口腔粘膜疾患におけるTh17、Tregに関連因子の検索を行った。白板症ではIL6、TNFα、IL-23の発現亢進が観察された。Th17、Tregに関しては、それぞれRORγt、Foxp3の発現、更にT-bet、GATA3の発現をRT-PCR法で検討中である。今回の免疫染色ではTh17はシェーグレン症候群は染まったものの、扁平苔癬ではIL17の発現、Th17が認められなかった。白板症においてTh17の局在については明らかな特徴はつかめなかったが、現在追加実験中である。サイトカインの発現の解析を疾患別に各種T細胞サブセットに関与するサイトカイン、ケモカイン、ケモカインレセプターの相対的mRNA量を検討した。特にIL-23、IL-17、およびIL-6、TGFβは組織の免疫染色を行い、Th17の関与について検討した。IL-23、IL-6は白板症で発現が見られた、特に扁平上皮癌で強い発現を認めた。
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Research Products
(2 results)