2012 Fiscal Year Annual Research Report
顔面部癌性疼痛における三叉神経脊髄路核の神経-免疫系機構の解明
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22792003
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
布巻 昌仁 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10341489)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 癌性疼痛 |
Research Abstract |
本研究では癌性疼痛の分子機構解明を脊髄の神経―グリア相互作用の時系列的・局所的変化の解明によって、神経栄養因子誘導による治療が予防的および慢性期に応用できるか否かの基礎的知見を得ること、脊髄ニューロン死の機序の解明を脊髄・三叉神経脊髄路核で神経細胞のapoptosis有無やc-fos遺伝子発現やマイクログリアとの関係を明らかにすること、また、神経系の症状改善や細胞活性化をもたらし、神経障害性疼痛などを改善する神経栄養因子関連治療剤の癌性疼痛への予防・治療への効果の可能性の有無を検討する。チオペンタールの腹腔内投与による麻酔下のマウスを用いて、右側上顎骨部分に癌細胞(Walker256B carcinocarcinoma;2x106)を注入し、癌性疼痛モデルを作製した。マウスのくも膜下腔にモルヒネ、非ステロイド系解熱鎮痛薬を投与して鎮痛効果を調べた。また、細胞修復を詳しく調べるため、一定期間後に脊髄を摘出し、凍結切片を作製した。これらの組織切片に対してc-fos遺伝子発現をin situ hybridization法にて検討した。また、異なる組織切片でDNA断片化に対するTUNEL染色とFas、Fas-ligandに対する免疫染色を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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