2010 Fiscal Year Annual Research Report
三叉神経終末メカノレセプターの機能再生を指標とする矯正治療開始最適時期の決定
Project/Area Number |
22792042
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
石田 宝義 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (90549966)
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Keywords | 顎関節機械受容器 / 三叉神経節 / 電気生理学 / ラット / 液状飼料 |
Research Abstract |
咀嚼運動は後天的に獲得されるが、その前段階として咀嚼神経系システム(三叉神経終末)の機能成熟が必要である。また咀嚼機能獲得後、生涯を通して咀嚼神経系システムを介した咀嚼運動に付随するメカニカルストレスが顎口腔器官の機能形態維持に必要不可欠である。発育期に顎関節へのメカニカルストレスが低下すると三叉神経終末の一つである顎関節メカノレセプターの機能は低下することが報告された。本研究では成長期に一度機能変性した顎関節メカノレセプターに対し再び適切なメカニカルストレス負荷を再開した場合機能回復するのか、また再開時期により回復量の違いはあるのかを明らかにし、機能回復の臨界期を求める。その結果最適な治療開始時期を明確にする。平成22年度は実験モデル作製刺激および記録を行った。一部解析が間に合ったため学会発表等を行った。
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