2011 Fiscal Year Annual Research Report
三次元顔画像解析に基づく口唇口蓋裂患者の容貌・表情表出障害診断システムの開発
Project/Area Number |
22792048
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷川 千尋 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70423142)
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Keywords | 口唇口蓋裂 / 表情 / 三次元 |
Research Abstract |
研究目的 これまで口唇口蓋裂を有する患者の容貌及び表情表出機能の評価については,客観的方法が確立しておらず,評価者ごとの偏りがあった.口唇口蓋裂を有する患者の治療計画を立てる場合や治療効果を評価する場合には,表情及び容貌を客観的・定量的に評価することが極めて重要である.そこで,本研究では口唇口蓋裂を有する日本人患者を対象として,三次元顔画像解析に基づき,容貌・表情表出障害に関する診断システムを構築することを目的とした. 研究実績 口唇口蓋裂を有する男性患者群26名およびコントロール群100名について,非接触型3Dデジタルカメラ(3dMDcranialTM System, 3dMD, USA)を用いて,安静時及び笑顔表出時の三次元顔画像を撮影した.撮影された三次元顎顔面形態データから,(1)安静時顔面形態,及び(2)安静時と笑顔表出時顔面形態の差分,(3)笑顔表出時顔面形態を効果的に表現するような特徴変量を抽出し,患者群とコントロール群の間にどのような差異があるのかについて検討した.その結果,患者群ではコントロール群と比較して,笑顔表出時の口唇および鼻下軟組織形態の変化が小さいことを明らかにした.本研究ではその様相についても,三次元平均顔を用いて明らかにした.
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Research Products
(1 results)
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[Presentation] Three-dimensional facial soft tissue surface changes during smiling in patients with a unilateral repaired cleft lip/palate2011
Author(s)
Tanikawa, C., Zere, E., Iida, C., Trotman, C. A., Takada, K
Organizer
European Orthodontic Society (EOS)
Place of Presentation
Istanbul, Turkey
Year and Date
20110619-20110623