2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22792052
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
柳田 剛志 岡山大学, 岡山大学病院, 助教 (90534793)
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Keywords | オートファジー / 歯 |
Research Abstract |
オートファジーを可視化したLC3-GFPマウスは理化学研究所バイオリソースセンターを介してすでに入手している(Mizushima N et al. Mol Biol Cell. 2004 Mar ; 15(3):1101-11. Epub 2003 Dec 29)。LC3-GFPマウスの様々なステージの頭部薄切切片を作成し、蛍光顕微鏡でGFPの局在を観察し、歯の発生のどのステージで、どの様な細胞種がオートファジーを起こしているかを観察した。オートファジーを阻害したATG5-/-マウスも理化学研究所バイオリソースセンターを介してすでに入手している(Kuma A et al. Nature. 2004 Dec 23 ; 432(7020):1032-6)。本研究に関する遺伝子改変動物を維持するために必要な設備はすでに当研究室で所有している。また、既に我々は出生直後のATG-/-マウスの歯胚の薄切切片から同マウスのエナメル芽細胞と象牙芽細胞の間において細胞間接着に問題が生じていることを示す所見を得た。今後更に様々なステージのATG-/-マウスの胎児の頭部薄切切片を作成しHE染色を行い、歯の発生のどの段階でこの様な表現系が起こるのかを詳細に検討する。また既に歯の発生に重要な役割を果たす事が知られている分子や、エナメル芽細胞や象牙芽細胞の分化マーカー等を用いてin situ hybridization,免疫組織染色を行い、オートファジーが阻害された状態でどの様な影響があるかを観察した。
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Research Products
(4 results)