2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22792063
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
森川 和政 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (70514686)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 破骨細胞 / 歯の萌出 / 歯槽骨骨吸収 / 細胞接着 |
Research Abstract |
本研究では、歯の萌出経路形成において重要な働きを持つ破骨細胞でのIP3Rの役割を免疫組織学、生化学的に解明し、歯槽骨の骨吸収による歯の萌出に関わるメカニズムを明らかにすることを目的とする。今年度は、ラット破骨細胞を用いてIP3R-III型が破骨細胞の形質膜に発現することをタンパク、遺伝子レベルで解析し、細胞接着部位であるポドゾームとの関連をさらに解明する予定とした。 〈実験1〉膜不透過性ビオチン化試薬を用いた形質膜タンパクの分離による解析 ラット骨髄細胞より破骨細胞を形成し(平成22年度実験1参照)、膜不透過性ビオチン化試薬であるSulfo-NHS-Biotinylation Kit(PIERCE)を用いて選択的に外側表面をビオチン化して形質膜タンパクを分離し、IP3R-III型に特異的な抗体を用いて免疫沈降を行い、ウェスタンブロッティング法によって分析・解析を進めた。 〈実験2〉破骨細胞の細胞骨格画分による解析 ラット骨髄細胞から破骨細胞を形成した後、detergent-soluble fraction(細胞質)とdetergent-insoluble fraction(細胞骨格)に画分して、IP3R-III型に特異的な抗体を用いて免疫沈降を行い、ウェスタンブロッティング法によって分析・解析を進めた。 〈実験3〉遺伝子解析(RT-PCR法) 破骨細胞の形質膜のRNAを抽出し、IP3R-III型の遺伝子発現を定量を進めた。 萌出不全に伴う埋伏歯、萌出性腐骨といった萌出障害は小児歯科臨床において重要な課題であるが、その原因の一つである歯槽骨の骨吸収メカニズムは十分に解明されていない。本研究の結果により、IP3R-III型と破骨細胞の細胞接着との関わりが局在の面からだけでなく、機能の面からも明らかとなり、骨吸収メカニズムの解明が大きく発展するものと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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