2012 Fiscal Year Annual Research Report
虚血性心疾患患者の二次予防を目指した包括的介入プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
22792201
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
山田 緑 東邦大学, 看護学部, 准教授 (00339772)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 虚血性心疾患 / 二次予防 / 疾病予防 / 健康増進 / 臨床看護 / 介入研究 |
Research Abstract |
本研究は、PCI後の虚血性心疾患の再発を防ぐために、患者の保有する危険因子を是正し、健康的な生活習慣を獲得するための二次予防を目指した介入プログラムを開発しその評価を行っていくことを目的とするものである。最終年度となる今年度は、虚血性心疾患患者の二次予防を目指した包括的介入プログラムを臨床適用し、前向き調査によってプログラムの妥当性・実用性について検討した。先行研究をもとに、二次予防に関する看護介入で変化が期待できる自己効力感とメンタルヘルスに焦点をあて、情報提供(知識の強化)及びセルフマネジメント力の向上を目的とした包括的介入プログラムを作成した。このプログラムのアウトカムは、虚血性心疾患の危険因子の軽減・除去を示すデータの改善と、メンタルヘルス及び自己効力感の向上である。具体的な内容としては、患者のPCI治療終了後から退院までの間に、研究者がパンフレット教材及び手帳を用いてその使用法を説明し、対象者にプログラムの実施を促した。調査は対照群を設置しない非無作為化前後比較デザインを採用し、対象施設において包括的介入プログラムを導入する事前と事後の「デモグラフィックデータ」、「生活習慣データ」、「メンタルヘルス」、「自己効力感」、「プログラムの活用度」について経時的な測定および評価を行っている。現段階で目標症例数の約半数からデータの回収が終了しており、今後も継続して必要症例数の確保を目指す。データは多変量統計アプローチによる分析を行い、包括的介入プログラムの妥当性ならびに適切性を評価する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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