2013 Fiscal Year Annual Research Report
対内的機能に焦点を当てた終末期がん患者の家族機能に関する研究
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22792203
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
中橋 苗代 京都橘大学, 看護学部, 講師 (60454477)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 終末期看護 / 家族機能 / がん患者 |
Research Abstract |
本研究の目的は、終末期がん患者の家族がより良い最期を迎え、家族が成長へと向かうような看護ケアを提供するために有用となる評価尺度を作成することである。 それを達成するため、本年度は以下を目標として挙げた。 1)データの分析:逐語録より類似する内容を集めてコード化し、さらに抽象度を上げてカテゴリーを抽出する。 2)尺度原案の作成:データから抽出されたカテゴリーに基づき、家族機能評価尺度(原案)を作成する。 3)尺度の妥当性の検討:主に、終末期看護および家族看護に精通する研究者等に対し、尺度原案の適性性を問う質問紙調査を実施し、内的妥当性・表面妥当性を検討する。 昨年度に加え、2家族へのインタビューを行い、合計10家族のインタビュー結果を得た。逐語録を作成し、類似する内容を集め、さらに抽象度を上げてカテゴリーの抽出作業を実施した。終末期看護に精通するエキスパートナース、質的研究に精通している研究者に分析内容についてスーパービジョンを受け、修正している段階である。それを基に、次年度は家族機能評価尺度の作成に向け取り組んでいく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の計画より遅れている理由として、以下の点が挙げられる。 1)インタビュー調査に時間がかかったこと。 2)研究時間を十分確保することが難しかったこと。
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Strategy for Future Research Activity |
研究時間を確保できるよう、年次計画を立案し、1日/1週~2週は研究時間を確保する。また、終末期看護・家族看護のエキスパートナースや研究者、質的研究・量的研究に精通した研究者に随時協力を得ながら研究を進めていく。
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