• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

小学生への「赤ちゃん登校日授業」の実態とその有効性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22792234
Research InstitutionIshikawa Prefectural Nursing University

Principal Investigator

和田 五月  石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (90509572)

Keywords思春期教育 / 共感性 / 自尊感情 / 親準備教育 / 体験学習サイクル / 赤ちゃん登校日授業 / 人格形成
Research Abstract

本研究の目的は、次世代育成支援の一つとして行われ始めている小学生への「赤ちゃん登校日授業」の有効性を明らかにすることである。「赤ちゃん登校日授業」から得られる成果をより強化していくために、その効果を共感性や自尊感情及び対児感情などの親性準備性の側面から評価し、その運営手法を、実践・評価・修正・フィードバックのプロセスを取りながら精選していくことを研究課題としている。
本年度の研究実績として、事前学習および乳児との関わり体験した介入群(100名)と、事前学習および関わり体験を見学した対照群(58名)を対象に、「1.共感性」「2.乳児への好意感情」「3.仲間との関係性」「4.自尊感情」「5.困惑する場面での情緒安定性」「6.ソーシャルスキル」の6項目(9下位尺度)で質問紙調査を実施した。しかし、諸事情により対象者は小学生及び中学生となり、質問紙調査も事前学習前を行うことができず、事前学習後・1回目の関わり体験後・2回目の関わり体験後となった。そこで、次年度は事前学習前よりアンケート調査を実施し計4時点での評価を行い、研究対象も小学生に統一する予定である。現在、データ分析の途中であるが、介入群(小学生61名+中学生22名=83名、回収率:100%、有効回答率83%)、対照群(中学1年生39・名、回収率:100%、有効回答率67.2%)を分析対象としている。分析結果の一部として、小学生及び中学生を併せた介入群において、「4.自尊感情」と「5.困惑する場面での情緒安定性」で、3時点の平均得点で有意な差がみられた。また、小学生(小学生は介入群のみ)の群において、「2.対児への行為感情」3時点の平均得点で有意な差がみられた。
次年度は、質問紙調査による評価を継続していくと共に、振り返り授業の際に体験学習サイクルを用いた授業運営を行ってもらい、振り返り授業での学びを明らかにする予定である。

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi