2012 Fiscal Year Annual Research Report
妊産婦が安心できる助産師のワーク・ライフ・バランス実現に向けたアクションリサーチ
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22792242
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
大隅 香 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (70407625)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 助産師 / ワーク・ライフ・バランス / 多様性 |
Research Abstract |
職場の託児所の有無や託児所が日中のみなのか、24時間であるのかといった職場の福利厚生に加え、時間外の勤務や夜勤の程度、勤務希望の出しやすさ、子どもの急な病気の際での休みやすさなどが就労を継続していくことや就労形態に大きく影響している。また、助産師の業務として出産準備クラスや母乳外来等の外来業務に比べ、病棟での分娩介助業務は、時間の予測が難しく且つ途中でケアを中断しづらいことがあるため、就労形態選択に影響している。 就業を継続している助産師にとって家族の協力は不可欠であり、それに加え二次保育や病児保育・病後児保育など、職場や家族の状況によっては複数を利用している場合があることがわかった。利用できるサービスの獲得は、助産師各個人の努力によるところが大きい。サービスを利用するに当たっては、金銭面での負担はもちろんのこと、これらの調整には助産師自身にエネルギーが必要であるため、仕事への熱意・やりがいがその原動力として必要。 熟練した助産師による継続的なケアは、女性たちに評価されている。女性たちは、これらを通じて助産師と絆を感じることでエンパワーされていることもわかった。子どもを産み育てる環境を支える一員として、熟練した助産師の存在は不可欠である。 管理者側はWBL(ワーク・ライフ・バランス)を成功させていくには、利用する側の利点に着目するだけでなく、その結果がもたらすことに価値を置く必要がある。管理者はそのメッセージの発信を継続していくことが重要である。また、職場スタッフの状況は常に同じ状況ではないため、管理者としては変化する状況に柔軟に対応していく必要があった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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