2011 Fiscal Year Annual Research Report
メンタルヘルスに関する産業保健師の活動指標尺度の作成
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22792302
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| Research Institution | Jikei University School of Medicine |
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Principal Investigator |
久保 善子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00412669)
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| Keywords | 産業保健師 / メンタルヘルス / 活動指標尺度 / コンピテンシー |
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| Research Abstract |
本研究は、うつ病を罹患した従業員への産業保健師の対応に焦点を当て、「メンタルヘルスに関する産業保健師の活動指標尺度」を作成することを目的としている。本研究は2年計画で実施した。初年度である平成22年度は、メンタルヘルス対策に関する産業保健師の活動指標項目を抽出した。企業に勤務する産業保健師10名にインタビューを行い、インタビューデータは帰納的アプローチによる質的記述研究法によって分析を行った。結果、36のサブカテゴリーと6つのカテゴリーが抽出された。6つのカテゴリーは、「情報収集能力」、「情報分析能力」、「企画、計画立案能力」、「ケア提供能力」、「関係調整能力」、「プレゼンテーション能力」であった。
平成23年度は、本年度抽出した項目を基に、活動指標尺度の作成を行い、尺度の信頼性・妥当性の検討を行った。インタビューデータより抽出した項目を基に尺度試案を作成し、尺度試案および属性(年齢・性別・勤務歴・業種・従業員数・産業保健スタッフの構成等)、外的基準尺度(批判的思考態度尺度(常盤ら),Sense of Coherence,首尾一貫感覚尺度(山崎ら))を掲載した質問紙を作成した。本質問紙は、メンタルヘルス対応を行う産業保健師に郵送法にて配布・回収した。現在、質問紙は配布・回収・'データの分析中である。産業保健師が雇用されている職場では計画的な教育訓練が行われていない職場は多く、専門職としての自己教育力に委ねられていることが多い。各職場で看護職の教育体制を整備することは難しく、ケアの質も確保されにくい現状がある。「メンタルヘルス不調者に適切に対応できる産業保健スタッフの養成」は検討課題の1つとなっており、人材の育成が急務である。本研究は、メンタルヘルス対策における産業保健師のケアの質の確保や産業保健師の人材育成および教育システムの構築に貢献できる研究である。
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Research Products
(2 results)
