2010 Fiscal Year Annual Research Report
幾何計算のためのソフトウェア開発:理論的基礎、実装とその応用
Project/Area Number |
22800031
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
AVIS DavId 京都大学, 情報学研究科, 特定教授 (90584110)
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Keywords | 多面体 / 離散最適化 / 量子情報 / アルゴリズム |
Research Abstract |
研究計画の通り、我々の2010年度の目標は以下の通りであった。 (1) 頂点列挙プログラムlrsの並列版の完成 (2) 有向最大カット多面体とその応用に関する結果の論文出版 (3) 一般化Leggett-Garg不等式に関する結果の論文出版 進捗状況は以下の通りである。 (1) 開発中であるlrsの並列版tlrsのプログラミングは完成した。現在テスト中である。完成のためには、処理中のコア数が増加した場合に、完全に再スタートできる機能と、高速化の検証が必要である。 (2) On the directed cut cone and polytopeという題目の論文を2011年3月にMathematical Programming誌に投稿した。この論文はConor Meagherとの共著である。 (3) Leggett-Garginequalities and the geometry of the cut polytopeという題目の論文が2010年9月にPhysics Review A誌から出版された。Patrick HaydenとMark Wildeとの共著論文である。 2010年度において、共同研究のために訪問研究者を招聘した。氏名、所属、期間と研究テーマは以下の通り。 (1) Komei Fukuda(ETH Zurich),2010年10月17日~11月13日、頂点列挙法について (2) Imre Barany(Math Institute, Budapest),2010年11月8日~12日、彩色版Hellyの定理について (3) Stefan Langerman(Univ.Libre de Bruxelles),2010年11月29日~12月14日、Borsuk Ullmanの定理とナッシュ均衡について (4) David Rappaport(Queen's U.Kingston),2011年3月7日~11日、循環マッチングについて
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Research Products
(6 results)