2011 Fiscal Year Annual Research Report
幾何計算のためのソフトウェア開発:理論的基礎、実装とその応用
Project/Area Number |
22800031
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
AVIS David 京都大学, 情報学研究科, 教授 (90584110)
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Keywords | 多面体 / 離散最適化 / 量子情報 / アルゴリズム |
Research Abstract |
研究計画の通り、我々の2011年度の目標は以下の通りであった。(1)頂点列挙プログラム1rsのマルチコア版(2)Zadehのピボットルールのハイパーキューブにおけるの研究(3)一般カット多面体を用いた並列XORゲームの研究Bell不等式の研究。進捗状況は以下の通りである。 (1)2011年7月11日に、逆探索木を切り取る新しいコードなどいくつかの改良点を含むlrslib 4.3をリリースした。このコードは、自動並列操作のためのマルチコア版tlrsの準備開始を可能にする。計算機実験のための16コアLinux計算機を購入した。 (2)2つの論文を執筆した。Families of polytopal digraphs that do not satisfy the shelling propertyは、宮田洋行と森山園子との共著でComputational Geometry Theory and Applications (June 30, 2011, arXiv:1110.3078)へと投稿した。二つ目のWorst-case Behaviour of History Based Pivot Rules on Acyclic Unique Sink Orientations of Hypercubesは、青島良一、Theresa Deering、松本宜丈、森山園子との共著で、Discrete Applied Mathematics (March 16, 2012, arXiv:1110.3914)に採択された。 (3)2011年3月の震災のため、ベル不等式の研究のために計画されていたMark Wildeの訪問は延期した。変わりに、京都大学のMarco Cuturiと新しい共同研究を始め、論文"Ground Metric Learning"を執筆しJournal of Machine Learning (October 11, 2011, arXiv:1110.2306)に投稿した。 2011年度における共同研究のための訪問研究者招聘と出張を以下の通り行った。 (招聘研究者)氏名:Stefan Langerman, (Universite Libre Bruxelles),期間:2011年12月13日~17日(海外出張)氏名:David Avis(研究代表者)用務先:Fields Institute,トロント(カナダ),期間:2011年7月21日~10月5日,用務:"Thematic Programs"に参加
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Research Products
(3 results)