2010 Fiscal Year Annual Research Report
医学歯学教育における術者目線オリジナル3Dムービー作成・供覧システムの開発と評価
Project/Area Number |
22830026
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
須永 昌代 東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 助教 (90581611)
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Keywords | 3D映像 / 映像教材 / 教材開発 / 医学教育 / e-1earning |
Research Abstract |
術者目線のオリジナル3Dムービー作成・供覧システムの詳細仕様を以下の通りとして開発した。 1)HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)部の開発:シースルーモードの場合は、カメラより取得したビデオ映像と透過した背景を違和感なく重ね合せることが可能となり、遮蔽モードでは、HMDの映像が自分の視覚であるかのように、違和感なく撮影映像を見ることができるようになった。 2)カメラ部の開発:左右の映像を同期信号発生装置で同期がとれるようにした。また、オートフォーカス機能を備え、左右のカメラはPCより同時コントロールが可能で、ズーム、アイリスなど同期して制御できるようにした。カメラ部を小型にしたが、重さの問題は改善できず、長時間の装着に関しては課題が残った。 3)ソフトウェア:映像をwmv形式で録画、再生できるようにしたことによって、コンピュータの専門知識が豊富でなくても3D映像を簡単に編集できるようになった。 4)デスクトップPC及びラック:上記1)、2)を接続でき、さらに今後のシステムの拡張に伴う機器が接続可能で、3)のソフトウェアをインストールしても運用に支障をきたさないようなデスクトップPCを選定し、システムを構築した。ラックはD~4)のすべてを収納できるものとし、移動式のオールインワン方式にした。移動可能な3Dプロジェクタを用いて、広い講堂などで大勢の人数が供覧できるという利点があるため、予備実験の結果から、シャッター式の3D用メガネを使用することにした。
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