• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

製品開発をめぐる技術と社会の再検討

Research Project

Project/Area Number 22830059
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

木佐森 健司  首都大学東京, 社会科学研究科, 助教 (80583517)

Keywords経営学 / 製品開発 / イノベーション / 技術
Research Abstract

平成22年度は、「製品開発をめぐる技術と社会の再検討」という研究課題について、製品開発の実践の中で、製品開発に関わる技術的要因や社会的要因がいかに形成され再編成されるのか、工作機械の製品開発を対象としてその一連のプロセスを明らかにするために、下記の二つの点に焦点を当てた検討が行われた。
第一に、製品開発における技術的要因と社会的要因の関わりに注目してきた先行研究を対象として、製品開発に影響を与えるとされる技術的要因や社会的要因それ自体の形成が十分に明らかにされていないという課題について、理論的検討を行った。この検討の成果は、本研究課題の最終年度内の公刊に向け、専門的な学術誌へ投稿を行った(2011年4月現在、査読中)。
第二に、この理論的検討に基づいて最終年度に行うことを予定している工作機械の製品開発を対象とした本調査、ならびに本調査を踏まえた理論的枠組みの改訂を行うための準備であるパイロット調査を、わが国における1958年から1978年にかけたNC旋盤の開発を対象として行った。同調査ではヒアリング調査、公刊資料・社内資料の収集と分析をつうじて、本調査において調査すべきポイントの洗い出しが行われ、その成果は『首都大学東京GSBリサーチペーパー』にとりまとめられた。
上述した二つの点に焦点をあてた検討が終了したことで、本研究の最終年度となる平成23年度に、1958年から2008年にかけた、普通旋盤、NC旋盤、マシニングセンタを中心としたわが国における工作機械開発の歴史的分析を行い、その分析を通じて、製品開発に関わる技術的要因や社会的要因を捉える枠組みを再検討するための準備を整えることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] NC旋盤のイノベーション2011

    • Author(s)
      木佐森健司
    • Journal Title

      首都大学東京GSBリサーチペーパー

      Volume: VB-10-06 Pages: 1-36

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi