2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22830059
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
木佐森 健司 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 助教 (80583517)
|
Keywords | 製品開発 |
Research Abstract |
本研究は、製品開発の実践の中で、製品開発に関わる技術的要因や社会的要因がいかに形成され再編成されるのか、工作機械の製品開発を対象として、その一連のプロセスを明らかにすることを目的として行われた。具体的には、次の三点に取り組むものであった。第一に製品開発における技術的要因と社会的要因の関わりを分析してきた先行研究を批判的に検討すること、第二にこの検討から導出された理論的枠組みに基づいて工作機械開発を対象とした歴史的分析を行うこと、第三に歴史的分析を通じた理論的枠組の再検討を行うことである。 本年度は、初年度に行なった先行研究の理論的検討、ならびに工作機械開発を対象とした歴史的分析として行なったパイロット調査を踏まえ、次の二点について、重点的に取り組んだ。 第一に、工作機械開発の歴史的分析のための「本調査」を行なった。昨年度に行われた「パイロット調査」では、分析の対象期間において主要な工作機械メーカーのなかで特定の一社に着目し、その事業展開を中心に分析、ならびに調査すべきポイントの抽出を行なった。本年度はこの点に基づき、複数の工作機械メーカーを対象とした製品開発について、追加的な資料の収集を含む調査を行なった。第二に、歴史的分析と並行して、理論的検討で導出した枠組を再検討するための学会報告、ならびに、理論的検討によって導出された枠組に基づいた歴史的分析の一部について学会誌への投稿、また理論的枠組の射程を検討するための補助的な分析を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)