2011 Fiscal Year Annual Research Report
光アナログ・ディジタル変換器に用いる光標本化器の高速高分解能化に関する研究
Project/Area Number |
22860052
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
三好 悠司 大阪府立大学, 工学研究科, 助教 (00582389)
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Keywords | 光デバイス / アナログ-デジタル変換 / 光信号処理 / 非線形光学効果 |
Research Abstract |
・標本化方法についての検討と高速高分解能光A/D変換に適した光標本化器の設計 光ファイバ中での光信号の振舞を記述した非線形シュレーディンガー方程式を用いて理論検討と数値シミュレーションにより高分解能化に適した標本化方法や設計方法を確立する為、光ファイバの特性等と光入出力特性について解析を行った。これにより、光標本化器を設計する上で必要なパラメータの設定方法を検討する上で必要な、光ファイバや光源のパラメータに対する時間分解能や光源の必要電力の変化が明らかとなった。そして、検討結果を基に、光標本化器の光入出力特性を明らかにするための測定系の構築を行った。これらの成果を基に設計方法の確立を目指す。これらの成果については学会発表2件の発表を行っている。 ・光標本化器と光量子化・符号化器の接続にむけた特性評価 光標本化器との接続時の特性を評価する上で必要となる光量子化・符号化器の動作特性について、解析を進め、光標本化後の光入力信号に対する量子化・符号化器の特性を明らかにした。 これらの成果については学会発表3件および、学術論文誌IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics)に1件掲載を行った。 さらに光標本化器接続時の特性評価試験を行い、A/D変換器の特性評価を行っている。その成果については国際会議17th OptoElectronics and Communications Conference(OECC2012)に外部発表を行うため投稿を行い、現在査読中である。
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