2010 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病ハイリスク者のエンパワメントの発展を促す支援プログラムと評価法の開発
Project/Area Number |
22890152
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
三上 友紀 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80589599)
|
Keywords | 生活習慣病予防 / エンパワメント / 健康教育 / ハイリスクアプローチ / ポピュレーションアプローチ |
Research Abstract |
平成22年度では、研究全体の中の研究1を実施する事と成っていた。研究1では、生活習慣病の予防プログラムに関する国内外の文献を検討し、プログラム内容とその評価指標に対する示唆を得ることを目的としていた。 文献検討の結果、生活習慣病の予防プログラムには、個別プログラムと集団プログラム、個別と集団の併用プログラムがあり、プログラムの内容としては、ヘルスモニタリングや個別相談、健康教育などが含まれている事が明らかとなった。また、プログラムの評価指標としては、プロセス評価や影響評価については、self-efficacyやself-liberationなど、前提要因についての記載は見受けられたものの、強化要因や実現要因に関する記載はほとんど見受けられなかった。影響評価や効果評価に関しては、運動・食生活などの生活習慣や体重や血液データ等の健康指標が用いられていた。 今後の課題としては、プログラム実施における強化要因や実現要因に与える影響を評価出来るような新しい評価指標を開発していくと共に、より効果的なプログラムの開発を実施していく必要がある。 平成22年度には、効果的な生活習慣病予防教室を実施している行政保健師等へのインタビューを実施したため、次年度、インタビューの分析を行い、プログラムの支援者の支援方法を明らかにするとともに、効果的な生活習慣病予防プログラムの検討を行う事とする。
|
Research Products
(1 results)