2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22890224
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
松下 一史 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (20581549)
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Keywords | アレルギー・ぜんそく / 免疫学 |
Research Abstract |
平成22年度の研究において、非アトピー型アレルギー疾患とpro-allergic cytokineの関係を明らかにする目的で、ブタクサ花粉連続点鼻による鼻炎ならびに喘息モデルを樹立した。マウスが覚醒した状態でブタクサ花粉粒子を14日間連続点鼻することにより非アトピー型アレルギー性鼻炎モデルを樹立することができた。また、同様に麻酔下においてブタクサ花粉を週二回、二週間、計四回点鼻することにより、喘息症状を誘導することができた。最終点鼻の翌日にマウスを解析したところ、杯細胞からムチン産生の亢進および気管支肺胞洗浄液(BALF)中への炎症性細胞(好酸球、好中球、単球)の浸潤がみられ、血清中にブタクサ抗原特異的IgEならびにIgG1抗体の上昇が誘導された。さらに肺門リンパ節においてブタクサ抗原特異的Th2細胞の誘導がみられた。本喘息モデルマウスでは肺組織中において、上皮細胞におけるIL-33の発現量が遺伝子およびタンパク質レベルで上昇しており、またTSLP mRNAの発現量が上昇していた。また、ブタクサ花粉粒子の単回投与においても花粉投与後3時間からIL-33mRNAの増加が、また6時間後からIL-33タンパク質の増加が誘導された。したがって、ブタクサ花粉により肺上皮細胞から誘導されるIL-33は喘息症状の誘導やTh2型免疫応答の惹起において重要な役割を果たしていると考えられ、今後本モデルマウスにおけるIL-33の関与ならびにその産生メカニズムの検討を行っていく。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] The Jmjd3-Irf4 axis regulates M2 macrophage polarization and host responses against helminth infection.2010
Author(s)
Satoh T, Takeuchi O, Vandenbon A, Yasuda K, Tanaka Y, Kumagai Y, Miyake T, Matsushita K, Okazaki T, Saitoh T, Honma K, Matsuyama T, Yui K, Tsujimura T, Standley DM, Nakanishi K, Nakai K, Akira S.
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Journal Title
Nature Immunology
Volume: 11
Pages: 926-944
Peer Reviewed
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