2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
21世紀における他者の痛みの交差性:<水俣病>事件アーカイブズ研究の人類学的展開
Project/Area Number |
22H00036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 4:Geography, cultural anthropology, folklore, and related fields
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
慶田 勝彦 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (10195620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞島 一郎 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10251563)
香室 結美 熊本大学, 文書館, 特任助教 (40806410)
松田 素二 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (50173852)
棚橋 訓 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50217098)
向井 良人 熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (50315280)
下田 健太郎 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部附属国際人文社会科学研究センター, 准教授 (90823865)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、これまで熊本大学文書館が収集・蓄積していきた<水俣病>関連資料のアーカイブズ研究を出発点として、20世紀の事件闘争における「他者の痛み」の経験から、21世紀の市民社会における新たな連帯・協働・融和へと接合する「交差性」を探究することを目的としている。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
事件の当事者や関係者の高齢化が進み、研究の空洞化も懸念される中で、本研究が実施される意義は大きい。アーカイブズの充実に留まらず、多様なリスクに直面している21世紀市民社会への大きな示唆が得られることが期待される。
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