2023 Fiscal Year Annual Research Report
A study of the structure of the beliefs about aging and its' influence.
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22H00089
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
権藤 恭之 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40250196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石崎 達郎 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (30246045)
石松 一真 滋慶医療科学大学, 医療管理学研究科, 教授 (30399505)
石岡 良子 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 招へい研究員 (30710032)
西田 裕紀子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (60393170)
神出 計 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80393239)
片桐 恵子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80591742)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 加齢に対する信念 / サクセスフルエイジング / 超高齢社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ステレオタイプという視点を拡張し、自らの加齢に影響する行動を規定する中核概念として「加齢に対する信念」を想定する。そして、その定義と構成概念を明らかにし、評価方法を確立したうえで変容要因を解明する。 研究1は、「加齢に対する信念」の概念構造の解明と評価法の開発である。これは2年前から取り掛かり、昨年度に2度目のWEB調査を実施し教示文章および項目の変更を行った。現在、身体的変化、余裕と成熟、自己効力感の低下、経済的不安、ソーシャルサポート、社会貢献の6つの側面から構成される質問項目が完成した。この質問票は、既存の類似概念とは中程度の相関がみられるが、回答者の年齢や性格傾向とも関係し、個人の信念を測定する質問として妥当であると考えられた。ただし、現在の項目数が多いので、項目数の削減が課題として残った。 研究2は、既存のコホート研究の参加者を対象にした調査であった。調査自体は行ったが、全体の調査の調整の結果、「加齢に対する信念」の調査が実施できなかったので、来年度郵送調査を実施することとした。既存コホートの参加者に対しては、すでに両親の死亡年齢に関する情報を引き続き収集した。また、新規の調査参加者を募り70歳約250名に調査を実施したが、予定していた参加数には到達しなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「加齢に対する信念」尺度の因子構造は確定できたが項目尺度項目の最終案が確定していない。一部対象者に対する調査が行えていない。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度前半に、昨年度実施できなかった縦断研究対象者に対する調査を実施する。また、新たにWEB調査を実施し分析可能なデータを増やす。
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Research Products
(14 results)