Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
高精度の光格子時計を宇宙応用するために、光格子時計を人工衛星に搭載して打ち上げるべく改造・開発する提案である。長期的には、一般相対論の検証などの基礎科学、衛星測位性能の向上などの幅広い応用を見据えた計画である。従来の原子時計より3桁高い精度を持つ光格子時計を宇宙に持ち出して観測に用いるものである。
光格子時計は革新的な技術であり、これを宇宙に運ぶことができれば、一般相対論の検証やダークマターの探索といった基礎物理だけではなく、相対論的測地学、高精度な衛星測位システムなどへの応用が期待される。実証機の作成後にそれを継続的に運用し、経年的な地表での重力ポテンシャルの変化の検出を試みる。