2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
ロケット実験による近赤外宇宙背景放射の超過解明と原始ブラックホールの探査
Project/Area Number |
22H00156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 16:Astronomy and related fields
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
松浦 周二 関西学院大学, 理学部, 教授 (10321572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津村 耕司 東京都市大学, 理工学部, 准教授 (60579960)
佐野 圭 九州工業大学, 大学院工学研究院, 助教 (70802908)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、赤外線背景放射の銀河積算光に対する超過成分の起源解明を目的としている。過去の研究に比べて波長帯域の広さと感度の高さを向上させた国際共同ロケット実験(CIBER-2)を複数回実施して、赤外線背景放射の超過成分に初期宇宙天体からの放射が寄与しているのか、あるいは近傍ダークハロー中の星が寄与しているのか、といった放射源の性質を、観測データと理論モデルの比較により調査する計画である。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
赤外線背景放射の超過成分は国際的にも注目されているトピックであり、その起源解明は初期宇宙天体の理解にもつながる可能性がある。本研究で実施するロケット実験は波長帯域の広さと感度の高さを兼ね備えており、国際的な優位性・独自性は高い。若手研究者が活躍できる体制が構築されているため、本研究を通してスペース赤外線天文学の分野での人材育成にも資することができると期待される。
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