Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
超伝導ロジックによる超低電力ニューロン回路、不揮発性超伝導メモリ、超伝導クロスバースイッチおよび確率的演算手法の融合により、超伝導回路のエネルギー効率を最大限に引き出す確率的超伝導ニューラルネットワークを創出する。ペタOPS/W(1W当たり1千兆回演算)級の極めて高いエネルギー効率が得られることを示し、機械学習とエネルギーの本質的関係の解明を目指す。
超伝導集積回路技術に基づいた専用アーキテクチャ及び演算手法を融合することで、極めてエネルギー効率の高い確率的超伝導ニューラルネットワークを創出するものであり、高い独創性を有する。また、超伝導による低消費電力性を活かしつつ、断熱スイッチによる確率的演算手法を導入することで、従来のノイマン型とは本質的に異なるアーキテクチャの実現が期待できることから、学術面での波及効果も多大である。