2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
機能性アニオンサイトを有する革新的固体触媒による低温アンモニア合成
Project/Area Number |
22H00272
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 27:Chemical engineering and related fields
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北野 政明 東京工業大学, 元素戦略MDX研究センター, 教授 (50470117)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
様々なアニオンを骨格に有する新材料を合成し、それらアニオン種が活性点となる作動機構により、温和な条件下でのアンモニア合成を実現する。従来型触媒のように遷移金属表面でのみ窒素や水素を活性化するのではなく、格子アニオンサイトでこれらの分子を活性化するため、従来型の触媒設計指針を逸脱した革新的触媒の創出が可能となりうる。これにより貴金属フリーな高性能アンモニア合成触媒を創出する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
応募者は、これまでもエレクトライドなどのアニオンを有する材料を用いた高性能なアンモニア合成触媒の開発について、独創的な研究で高い業績を上げている。さらに新規な材料を開発することで、アンモニア合成反応を200度程度の低温で進行させるという成果が期待される。水素エネルギーのキャリアとしてのアンモニアの重要性を考えると、工学的価値や社会的波及効果は高いと考えられる。
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