2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
ナノ力学に基づく探針振動同期励起による原子レベルの赤外分光
Project/Area Number |
22H00279
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 28:Nano/micro science and related fields
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
新井 豊子 金沢大学, 数物科学系, 教授 (20250235)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富取 正彦 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 名誉教授 (10188790)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Summary of the Research Project |
固体表面の赤外光吸収を原子間力顕微鏡(AFM)を用いて顕微計測する手法を開発する。固体表面の分子が赤外光を吸収すると、分子と顕微鏡探針のあいだにはたらく微弱な力の強さが変化することを利用して、赤外光吸収の有無を計測する。単一分子レベルの空間分解能をもつ赤外分光顕微鏡による非破壊化学分析の原理実証をめざしている。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
応募者が発想し、開発を進めてきた顕微鏡装置が非常に高い感度で微弱な力を検出できることを活かして、局所的な赤外光吸収を測定する新手法を構築しようとする独自性と創造性を高く評価できる。このような顕微分光法が実現すれば、さまざまな材料の局所化学分析に応用できる可能性がある。日本発の新しい計測評価技術としての発展を期待する。
|