Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究ではInGaAs系受光素子を用いた近赤外発光シンチレーターの開発であり、発光量定量化法の確立と近赤外発光シンチレータの系統的な探索等を通じて、検出器として1mGy/hrを超える測定下限を達成する。これまでの研究ではSi受光素子を用いてた研究が多いが、本研究ではInGaAs系素子を用い1μm以上の波長域も検出することを特徴としている。
近赤外光を利用したシンチレーターは近年、廃炉作業での計測や放射線治療時のモニターなどでの利用が見込まれており、研究成果が実用化された場合、医療分野等への寄与は大きい。