Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では、捕収剤、酸化還元剤添加時における、銅鉱物、含ヒ素銅鉱物、モリブデン鉱物の表面性状変化を実験的に評価して、これらの鉱物の浮選分離メカニズムを明らかにする。回分式、半連続式、連続式浮選試験により最適分離プロセスを確立するとともに、浮選操業因子の最適化および浮選産物回収率予測法を確立することによって、本研究成果の実操業への適用も試みる。
再生可能エネルギーや電気自動車の普及により銅資源の需要は高まっている。研究代表者は、本研究において、銅、ヒ素、モリブデン鉱物を適切に分離する方法の開発およびそのメカニズム解明に取り組む。浮選のメカニズム解明は古くて新しい問題のため、本研究を通して、研究代表者が本メカニズム解明に大きく貢献することを期待したい。さらに本研究成果の社会実装にも期待したい。